第4回研鑽会 2014年8月2日

2024年3月19日

赤外線照射による,筆跡資料の観察実験

田村真樹氏が,赤外線を通して筆跡を観察することにより,偽筆や,加筆の有無の,判断材料のひとつとなることを,赤外線マイクロスコープ・赤外線カメラ・赤外線スキャナーなどを使用して,参加者が体験しました。また,プリンターインクと,赤外線透過の関係性についても,実証実験がなされました。

古貨幣が作成された当時の技術と金銀包み

高崎仁良氏は,古貨幣鑑定の分野に精通されており,当時の通貨の製造方法や,偽造防止策,金座包み・銀座包みの意味と現在の価値などレクチャーされました。

墨書(小判に書かれた文字)の観察

また,墨書について,赤外線を使用した再現実験が行われようとしていることなども教授され,その有用性について議論がなされました。

参加者:天野瑞明,齋藤保,高崎仁良,田村真樹,他2名(敬称略)
場所:田村鑑定調査

第4回研鑽会 2014年8月2日「赤外線照射による,筆跡資料の観察実験」

活動記録

Posted by 協会事務局