筆跡鑑定は中立公正・客観的を重視

2019年5月13日

日本筆跡鑑定協会のホームページへようこそ

日本筆跡鑑定協会は,筆跡鑑定の用語や筆跡鑑定方法の基準統一を目的として,複数の筆跡鑑定人が発起人となり2009年に発足しました。

筆跡鑑定とは

人が書いた文字を「筆跡」といいます。

文字を書くことができる人には,その人が認識している文字形態や,二つ以上の漢字からなる熟語の組立て,固有名詞の書き方などにパターンを持ち,それらの中に恒常的に表れる癖がついていて,これを筆跡鑑定では「常同性」と呼びます。
また,同じ文字を書いても,文字の形態や大きさなどが完全に一致することはなく,これは人が書いた文字である所以なのですが,これを筆跡鑑定では「個人内変動」と呼びます。
更に,年齢を重ねたり,疾病や負傷などによる障害を負ったり,書き方の矯正等により,筆順や文字形態を変化させることがありますが,これを筆跡鑑定では「経年変化」と呼びます。

ここに,「A」と「B」の2つの書類があり,同じ住所や氏名等を含む文章が書かれていて,執筆者が同じであるかを調べたいとき,それぞれの筆跡には「個人内変動」や「常同性」が表れていますので,それらを見出して執筆者が同一であるか,否かの判断を行うことを「筆跡鑑定」と呼びます。

筆跡鑑定でできること

筆跡から個人内変動や経年変化を抽出して,常同性と区分し,執筆者の書き方のパターンを明確にします。そして,同じ文字の筆跡を比較対照して,執筆者が同一であるか判断します。

筆跡鑑定人の職責

  • 筆跡鑑定は中立公正であること
  • 非弁行為を行わないこと
  • 鑑定料金以外の報酬を受け取らないこと
  • 反社会的勢力からの依頼を受けないこと
  • 依頼人や代理人を誘導しないこと

日本筆跡鑑定協会の活動

現在では筆跡鑑定をはじめ,指紋鑑定や印章鑑定,古貨幣鑑定等を行う専門家が会員登録をしており,筆跡鑑定をはじめとする様々な鑑定の研鑽を行う,実務者の協会として活動しています。

⇒ 日本筆跡鑑定協会の設立趣旨を見る

筆跡鑑定人をお探しの方へ

筆跡鑑定が必要になり,筆跡鑑定人を探そうとして検索すると様々なホームページが表示され,色々と見ていくうちに「どこに頼めばいいかわからない」という状況に陥るというお話をうかがいます。鑑定人選びは,今後を左右することにつながりますので慎重に行いましょう。

鑑定技術と検索順位は無関係

冷静に考えると当然のことですが,検索順位が上位になるのはSEO対策によるものであり,鑑定人の優劣や鑑定所のあり方などとは無関係です。筆跡鑑定所のホームページはどこもあまり変わり映えしないため,検索で上位に表示される鑑定所や料金の安いところを選びがちですが,鑑定人の技能がどの程度かわからず,また,重要書類や個人情報を預ける場所がどのような環境であるかは分かりません。

筆跡鑑定は身元が確かな者へ依頼しましょう

日本筆跡鑑定協会の会員のうち,裁判所から鑑定嘱託を受けた鑑定人を「指定鑑定人」と呼称しています。裁判所からの鑑定嘱託は,高度な鑑定技術をもつ者であることに加えて,経験年数の多い鑑定所が選ばれることが多く,請け負う際には「良心に従って誠実に鑑定すること」を宣誓するため,中立公平な鑑定結果を導き出しています。また,マイナンバー(個人番号)の届出等も一部義務化されています。

一般の方が依頼する際にも,身元を明らかにでき,筆跡鑑定の技能に長けており,公からの信用も得られている筆跡鑑定人から選ぶと良いでしょう。

優秀な筆跡鑑定人をご紹介します

当協会では,身元がしっかりとしていて,裁判所から鑑定嘱託を受けている鑑定人を指定鑑定人に認定し,優秀で信頼のおける筆跡鑑定人等をご紹介しています。
また,筆跡鑑定に関するさまざまなご質問にお応えしています。「筆跡鑑定について,どこへ尋ねればいいのかわからない…」というご質問や,「鑑定人に尋ねる前に予備知識を持っておきたい」,「平均的な料金を知りたい」など,鑑定人のご紹介実践的な事までご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

電話 045-805-5593
事務局直通(平日9:00~18:00)
※おかけ間違いにご注意ください。

筆跡鑑定をメール相談する

日本筆跡鑑定協会の活動

災害復興支援ボランティア

当協会では,東日本大震災の直後から,被災者や罹災者の方に「復興支援ボランティア」として筆跡鑑定を無料で行い,鑑定結果をご提供する取り組みを行っています。

  • (第1期)平成23年6月11日(土曜日)~平成24年3月31日(土曜日)
  • (第2期)平成24年4月1日(日曜日)~平成25年3月31日(日曜日)
  • (第3期)平成25年4月1日(月曜日)~平成26年3月31日(月曜日)
  • (第4期)平成26年4月1日(火曜日)~平成27年3月31日(火曜日)
  • (第5期)平成27年4月1日(水曜日)~平成28年3月31日(木曜日)
  • (第6期)平成28年4月1日(金曜日)~平成29年3月31日(金曜日)
  • (第7期)平成29年4月1日(土曜日)~平成30年3月31日(土曜日)
  • (第8期)平成30年4月1日(日曜日)~平成31年3月31日(日曜日)
  • (第9期)平成31年4月1日(月曜日)~平成32年3月31日(火曜日)(予定)

このほか,近年頻発している激甚災害指定された地域にお住まいの方への復興支援策として,筆跡や印章及び,指紋等にまつわるお困りごとのご相談も無料にて受け付けており,被災・罹災証明書などと,ご本人様と確認できる書類がございましたら「復興支援ボランティア」が適用されるケースもございますのでご相談ください。

⇒ 復興支援ボランティアを詳しく見る

筆跡鑑定の方法及び,筆跡鑑定の技術等認定会議

筆跡鑑定は,人が書いた文字と文字を見比べて,執筆者が同じか否かを判断することですが,鑑定方法や鑑定技術は鑑定人の力量に左右されることがあるため,日々の研鑽と努力が必要になります。当協会では,会員登録のある鑑定人が自身の鑑定方法や鑑定技術を発表し,それを他の鑑定人が正しい鑑定方法であるのか,または,有効な鑑定技術であるのかを見極めて認定する会議があります。この会議で認定された方法は,他の鑑定人が使用することもできるため,技術研鑽の場となり,筆跡鑑定の精度向上にも役立てています。

このほか,筆跡鑑定や指紋鑑定,印章鑑定などについて専門家主導で実証実験を行い新しい見識を得たり,講演会を開催して鑑定技術へ取り入れたりするなどの研鑽会を,不定期ながら開催しています。

⇒ 研鑽会内容を詳しく見る

日本筆跡鑑定協会のあり方

日本筆跡鑑定協会は,NPO法人ではありませんが非営利で活動しています。運営は協会員からの寄付等で行っていますが,必要最低限の組織運営であるため多額の資金は必要ありません。筆跡鑑定に必要なのは勤勉さであり,そうした鑑定人が集う協会に派手な宣伝広告は必要ないと考えるからです。当協会には,鑑定が必要な方に適正な鑑定結果をお伝えすることを使命としている鑑定人のみが在籍しています。

会員募集

日本筆跡鑑定協会では,筆跡鑑定人を始め,印章鑑定や指紋鑑定など様々な分野の鑑定に取り組んでおられる方のご応募を受け付けています。応募資格は以下の通りです。

  1. 現在,鑑定人として開業されている方。もしくは個人研究で取り組まれている方。
  2. 研鑽会などに参加が可能な方。
  3. 反社会的勢力の関係者ではない方。

入会審査には試験と面接があります。詳しくは協会事務局までお問い合わせください。

Posted by 協会事務局